SEMINAR セミナー

2020.8.4

「バイオフィリックデザイン 音と緑によるワークプレースでのWELL-BEINGの実現」開催レポート

「バイオフィリックデザイン 音と緑によるワークプレースでのWELL-BEINGの実現」開催レポート

パソナ・パナソニック ビジネスサービス株式会社(以下、当社)は2020年7月16日に、コモレビズWebセミナー2020「バイオフィリックデザイン 音と緑によるワークプレースでのWELL-BEINGの実現」を開催しました。
本セミナーは3部構成で開催され、第1部は、当社代表取締役副社長の岩月隆一より「ニューノーマルを見据え、今後取り組むべきワークプレースに必要なものとは?」、第2部はパナソニック株式会社 テクニクスブランド事業担当参与 アプライアンス社 副社長 技術担当 小川理子氏より「Technicsが目指す音環境」と題して講演を行いました。そして第3部では、特別ゲストとして一般社団法人ピープルアナリティクス&HRテクノロジー協会 研究会リーダー/上席研究員 兼 株式会社日建設計の中村 公洋氏を招き、小川 理子氏、当社岩月とのトークセッションを行いました。

第1部
講演 「「ニューノーマル」を見据え、今後取り組むべきワークプレースに必要なものとは?」サマリー:
パソナ・パナソニック ビジネスサービス株式会社 代表取締役副社長 岩月 隆一

昨今、私たちの働き方やワークプレース(職場環境)が変化しています。アメリカのデザイン設計事務所“ゲンスラー社”によると、ワークプレースという概念は、当初「仕事をするすべての場所」という意味で使われていましたが、いつしかオフィスを指す言葉となりました。今回の働き方の見直しにより、再び働く場所が分散され、本来の定義に回帰しています。

当社は、ワークプレースをライトプレース(人間に最適な自然環境)に近づける「バイオフィリックデザイン」を用いて健康経営を推進するソリューション“コモレビズ”を提供しています。

今回、コモレビズを発展させるにあたり、パナソニックの高級オーディオブランド「テクニクス」を採用し、エビデンスにもとづいた植栽設計とスピーカーが一体型になったオリジナルビルトインプランターを開発しました。

「自然界の法則や現象、特徴を抽象化」というコンセプトのもと、植物の葉のうねりや流れ、朝露を持つ特有の空気感に家具としての形を与え、音と共にデザインしました。
「テクニクスのサウンドシステムの特長」を見る

テクニクスによる高音質なハイレゾ音源で小鳥のさえずりは上方から、川のせせらぎは下方からと空間全体を自然音で満たすことで、バイオフィリック空間の価値が更に高まります。

このような変化により、コモレビズをご推薦したい先としては、従来型のオフィスにとどまらず、コワーキングスペースやホテル・カフェなど、サードプレースへ広がっています。これからは、働く場所においてウェルビーイングの重要性はますます増していくと思います。

「バイオフィリックデザイン 音と緑によるワークプレースでのWELL-BEINGの実現」開催レポート

第2部
講演 「Technicsが目指す音環境」サマリー:
パナソニック株式会社 テクニクスブランド事業担当参与 アプライアンス社 副社長 技術担当
小川 理子 氏

音と人類は共に進化してきました。音と人との関係は長い歴史の中で育まれてきたものです。テクニクスは世の中にあるいい音を常に考え実現する専門家として、人が生きる時間と空間にどのように寄り添い、技術とデザインでどう実現すればよいかを考えていました。
そんな中でワークプレイスを人間にとって最適な環境にすることで、ウェルビーイングに貢献しているコモレビズと今回ご縁があり、協業に至りました。

まず、パフォーマンスを上げるためには、リラックスしながら集中する事が最も良いといわれています。体に力が入り過ぎると十分な力は発揮できず、集中して全身の力を抜きリラックスした時、最大のパフォーマンスを発揮することができます。そしてテクニクスのハイレゾ音の環境にいることで、その状態に近づけることができると考えています。

自然界の音には小鳥のさえずりや川のせせらぎ、木々のざわめきなど、低い音から高い音までが存在し、人間の耳で聞こえないけれど体や皮膚は感じとる音が含まれています。
生命誕生のとき、赤ちゃんがおなかで最初にできるのは聴覚です。お母さんのおなかの中の音の環境は自然界と同じであるといわれています。
10か月間心地よく赤ちゃんが育ち、生まれてきたら自然の中で育っていく、これこそ人間が本能で自然を求めるという、バイオフィリアであると思っています。

テクニクスの音響技術の1つに「自然界のように全身を包まれるサウンド」があります。
小鳥の音は上から、川の音は下からとなるように、反射音、間接音を計算し尽くした設計をしています。包み込まれた音の環境にいる方がリラックスできるという調査結果もあります。

常に人が中心となり、個人のパフォーマンスを最大化、クリエイティビティ最大化することで人々が生きる幸せを感じるよう、これからも貢献していきます。

「バイオフィリックデザイン 音と緑によるワークプレースでのWELL-BEINGの実現」開催レポート

第3部
トークセッション「多様化するワークプレースに必要とされるバイオフィリックデザインの役割とは」

当社代表取締役副社長の岩月をファシリテーターとして、「多様化するワークプレースに、必要とされるバイオフィリックデザインの役割とは」をテーマに、発表いただいた小川氏と、一般社団法人ピープルアナリティクス&HRテクノロジー協会 研究会リーダー/上席研究員 兼 株式会社日建設計 デジタル推進グループの中村公洋氏をゲストに迎えました。

中村氏
「これからのワークプレースを考えるにあたり、フルリモートのメリット・デメリットを整理すると、メリットとしては、移動時間や効率性、デメリットとしては、ITリテラシー格差や関係構築の難しさなどが挙げられます。また、マズローの欲求5段階説を用いると、現在は、コロナ禍により安全欲求や生理的欲求に着地していますが、今後は自己実現が求められる状況が必ず訪れると言えるでしょう。」

「バイオフィリックデザイン 音と緑によるワークプレースでのWELL-BEINGの実現」開催レポート

パネルディスカッションでは、「在宅中の生活や気持ちの変化」「ニューノーマルにおいてのワークプレースに求められるもの」「ワークプレースにおけるウェルビーイングの進化」など、活発な意見交換がされ、小川氏にはご自身の音楽の経験も交えながら音楽やハイレゾリューション音源の魅力についてお話しいただきました。

質疑応答セッションでは、オンラインでご視聴頂いていた参加者の皆様から多数質問が上がりました。v 冒頭には「実際のテクニクスの音を体感してみたい」というリクエストにお応えし、時間の経過とともに変化する朝・昼・晩のテクニクスのハイレゾ自然音を体感いただきました。

その後も「自然音のバリエーションはどのようなものがあるのか」「今後のサードプレースはどのようなものなのか」など次々と質問が上がり、参加者の関心の高さがうかがえました。

「バイオフィリックデザイン 音と緑によるワークプレースでのWELL-BEINGの実現」開催レポート


【講師紹介】

小川 理子 氏
パナソニック株式会社 テクニクスブランド事業担当参与
アプライアンス社 副社長 技術担当

1986年慶應義塾大学理工学部卒、松下電器産業(現パナソニック)入社。入社後、音響機器の企画、研究開発・新規事業開発に携わり、その後ネットワークサービス・CSR社会貢献活動を担当。
2011年に同社理事就任。2014年にアプライアンス社でテクニクス復活の責任者となり、2015年にパナソニック執行役員に就任。2017年よりアプライアンス社副社長に就任する。
仕事をしながら、ジャズピアニストとしても活動し、現在までにCD15枚をリリース。関西フィルハーモニー管弦楽団と過去4回の共演を果たす。

中村 公洋 氏
株式会社日建設計 デジタル推進グループ
一般社団法人ピープルアナリティクス&HRテクノロジー協会 研究会リーダー/上席研究員

2010年株式会社日建設計に入社し、現在はデジタル推進グループに所属。
社外活動にも積極的に取り組んでおり、スマートシティ官民連携プラットフォームやSociety 5.0国際標準化国内検討委員会、東大グリーンICTプロジェクト BIM基盤ワーキンググループ 主査のほか、一般社団法人照明学会 環境制御におけるAI技術の活用に関する研究調査委員会にも所属。
リンクトインでは2019年リンクトイン スポットライト 受賞、クリエイター(LinkedIn News編集部認定)として活動中。


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