CASE 導入事例

vol.24 
リビオシティ南砂町ステーションサイト/ワークラウンジ

vol.24 リビオシティ南砂町ステーションサイト/ワークラウンジ

総合デベロッパーの日鉄興和不動産株式会社が展開する分譲マンションブランド「リビオ」。都市と自然が共存する暮らし「TOKYO SMART RESORT」をテーマとし、ニューノーマルな商品企画を行った「リビオシティ南砂町ステーションサイト」が誕生し、共用部のワークラウンジにCOMORE BIZ(コモレビズ)が導入されました。
いまや新築分譲マンションでは設置が当たり前となったワークラウンジに付加価値をつけるため、コモレビズを採用したという背景を開発推進部の富田慎一郎氏と坂本真奈氏にお伺いしました。

 

貴社の事業概要を教えてください。

富田氏 当社は、住宅事業のほか、オフィスビル開発、大規模地域開発、不動産ソリューションサービス、物流施設事業など多岐に渡る事業を展開する総合デベロッパーです。私と坂本が所属する住宅事業本部では、主に新築分譲マンションブランド「LIVIO(リビオ)」の企画開発を担当しています。
2年前、リビオブランド誕生20周年を機にリブランドを行い、今後、より多様化していく暮らしや生き方に新たな価値を提供し、お客様の人生を豊かにデザインするパートナーを目指しています。

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富田 慎一郎 氏
日鉄興和不動産株式会社
住宅事業本部 開発推進部 商品企画グループ 兼 事業創造部 事業創造第一グループ
チーフマネージャー

コモレビズを導入した背景を教えてください。

富田氏 当社では以前から新しい価値観・生活様式に対応する「ニューノーマルな住まい・暮らし」に着目した取り組みを推進しておりましたが、リブランドを機に、お客様のリアルな声と専門家の知見を取り入れたイノベーションプラットフォーム「SMAILOGY(スマイロジー)」を設立しました。SMAI(住まい)+LOGY(学問)を組み合わせた造語で「健康な暮らし」「安心の創出」「働き方の改革」「子育て支援」「コミュニティの創出」の5つのテーマで新しい住まいと暮らしを提案しています。
当時、リモートワークが急速に浸透しており、マンションの共用部にワークラウンジを設置するのは当然だと考えました。ただ、普通のオフィスのようなワークラウンジを作るのではなく、わざわざ足を運びたくなる空間を作りたいと悩んでいたときに、「ザ・パークレックス天王洲[the DOCK]」を見学。ここで「健康な暮らし」「働き方の改革」を兼ね備えたWell-being(ウェルビーイング)な空間を提案しているコモレビズに興味を持ったのです。

坂本氏 私は実際に「ザ・パークレックス天王洲[the DOCK]」で1日仕事をしてみたのですが、植物やハイレゾ自然音がとても心地が良く、身をもってコモレビズの良さを体感しました。空間を個室やパーテーションで区切るのではなく、植物で自然に仕切り、オープンなのにプライベート感がある空間が新鮮に映ったのです。
純粋にこの空間ならずっと仕事をしていられると感じて導入したいと思いました。

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坂本 真奈 氏
日鉄興和不動産株式会社
住宅事業本部 開発推進部 開発推進第一グループ

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採用の決め手は?

坂本氏 他社と比較した際に、植物の設置を提案する企業はありましたが、植物・ハイレゾ自然音・アロマの香り・什器などトータルで空間デザインを提案していたのがコモレビズだけだったのが大きな決め手です。且つ、そこにストレス軽減につながる最適な緑視率があるなど科学的根拠に基づいたエビデンスが追い風になりました。
私自身、緑視率という言葉を初めて知りましたし、「植物があると心地良い」となんとなく思っていたことにしっかりとした根拠があったのは驚きました。

富田氏 先程お伝えした「SMAILOGY」は住まいを学問的に考えるのがコンセプトです。坂本が言うように科学的根拠のもと、健康を推進しながらより良い暮らしを提供できるコモレビズは、コンセプトに適していると思ったのです。我々の思いとコモレビズのエビデンスが合致し、新たな付加価値が生まれると期待して採用に至りました。
最初は「ザ・パークレックス天王洲[the DOCK]」で見たビジュアルの素晴らしさに目を奪われましたが、コモレビズの担当者から詳しいエビデンスを聞くうちに、コモレビズの居心地の良さに納得感が高まったのも理由のひとつです。

導入にあたりこだわった点は?

富田氏 「リビオシティ南砂町ステーションサイト」はリビオブランドの中でも大規模なマンションであり、より多くのお客様のニーズに応えるためワークラウンジも多様化したいと考えました。個室スペース、オープンスペース、会議室などを設け、作業内容や気分によって使い分けられるような空間づくりにこだわり、その空間に合うコモレビズを導入しました。

坂本氏 お客様からの声で、自宅で仕事ができない理由のひとつにデスクが小さいという問題がありました。そこで、オープンスペースにビッグテーブルを設置して、広々としたデスクでゆったりと仕事ができるようにしました。テーブルの中心部には、ストレス軽減効果のある植物を最適な緑視率で配置して作業効率の向上も狙っています。植物の配置もあえて高低差をつけて、人工的ではなく自然を感じるような並びにしました。

今回、私たちのこだわりを形にするため、コモレビズ側の熱いこだわりに何度も助けられました。ビッグテーブルと会議室のテーブルは私たちの理想をコモレビズがオリジナルでデザインをして形にしてくれたほか、マンションの構造上、ワークラウンジの中心に柱があり、これをどうにか自然に溶け込むようにできないかと相談しました。
かなり無茶なオーダーではありましたが、柱を大きな木に見立てて鳥の巣を作り、その中にテクニクスのサウンドシステムを格納したスピーカーを配置。鳥の巣の中からハイレゾ自然音が流れるように設計していただき、これには驚きました。鳥の巣はフェイクではなくリアルな木を使っているので、まるで本物のようで、ここから鳥の鳴き声が聴こえる臨場感は「すごい!」の一言です。

また、会議室はお子様が勉強会などでも使えるよう、視界を遮らず顔を合わせられるテーブルにして、ガラスの仕切りを設けました。ワークラウンジといっても私語厳禁というわけではなく、カフェのように、ある程度音がある中でそれぞれが好きな過ごし方をしている空間をつくりたかったのです。集中して仕事がしたいときは個室スペースを利用いただけるよう選択肢の幅を広げたレイアウトを作成いただきました。

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ハイレゾ自然音とアロマを導入した理由は?

富田氏 この物件は「五感を刺激する」こともテーマの一つでした。植物を配置して視覚で癒しが得られるワークラウンジは数多くあっても、聴覚と嗅覚を刺激する空間はなかなかないと思い、ハイレゾ自然音とアロマを導入しました。
私自身、カフェなど外で仕事をすることも多いのですが、無音の空間よりも音があったほうが、作業効率が上がるのを体感していたので採用に躊躇はありませんでした。

坂本氏 「ザ・パークレックス天王洲[the DOCK]」で1日仕事をしていて、強く印象に残ったのがハイレゾ自然音でした。朝、昼、夜と時間にあわせて鳥の声が自然に変化していくのも心地良かったですし、無音よりも音があるほうが落ち着くことが改めて分かりました。導入にあたり、大量のサンプル音を聴かせていただき、オープンスペースには鳥の声、個室スペースには川のせせらぎ音の2種類を採用しています。

アロマに関しては、私が香りを選定しました。できるだけ好き嫌いがなく健康的なイメージのあるハーブ系の香りを採用し、ワークラウンジに入った瞬間にリフレッシュできるようなアロマを導入しています。

導入後の反応はいかがですか?

富田氏 「想像した通りに仕上がった」というのが率直な感想です。マンションの構造や基準、予算などさまざまな制約がある中で、こちらの意図を汲み取っていただき、ここまで仕上げられて個人的にはとても満足しています。

坂本氏 まだ引き渡し前のため、お客様からの反応はこれからですが、社内の反応は好評です。特にハイレゾ自然音とアロマは、これまでのワークラウンジにはなかったものなので、「リラックスできる」「気持ちが良い」「長時間いたくなる空間」などの声がありました。
我々が目指していた「わざわざ足を運びたくなるワークラウンジ」になったと思いますし、お客様にとって付加価値のある空間が出来上がったと感じています。

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※本事例に記載の情報は初掲載時(2023年3月)のものです。

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名 称:日鉄興和不動産株式会社
住所:東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR
ホームページ:
https://www.nskre.co.jp/

導入先名称:リビオシティ南砂町ステーションサイト
ホームページ:
https://nskre.jp/minamisunamachi/