CASE 導入事例

vol.13 
株式会社オーク情報システム/執務エリア・エントランス・コールセンター・リフレッシュルーム(OakCafé)

株式会社オーク情報システム/執務エリア・エントランス・コールセンター・リフレッシュルーム(OakCafé)

今回、COMORE BIZ(コモレビズ)が導入されたのは、総合建設会社、大林組のグループ会社として1万人以上が利用するICTの基盤を支えている株式会社オーク情報システムです。
本店移転にあたり、従業員のストレス緩和を目的にコールセンターをはじめ、オフィス環境を見直す中での導入となりました。オフィス移転プロジェクトを担当した4人の方にコモレビズを選んだ理由と導入後の率直な感想をお伺いしました。

 

お話しをお伺いした方
常務取締役 経営管理部長 松永健 氏
経営管理部 担当部長兼総務・人事グループ長 中西俊雄 氏
経営管理部 総務・人事グループ 専門課長 坂上貴浩 氏
経営管理部 総務・人事グループ 主任 石川奈央 氏

 

貴社の事業概要について教えてください。

松永氏 当社は大林組をはじめとするグループ会社のICTシステムの開発から運用、ネットワーク管理、PCや情報機器の導入、ユーザーサポートなどICTにおける上流から下流まで一気通貫のサービスを提供しています。
グループ会社以外にも、建設業向けのソフトウェア、アプリケーションの開発販売、建設業以外の業界や官公庁への納入実績もあるネットワークフォレンジックサーバ「NetEvidence」の提供、情報セキュリティや管理システムのコンサルティングなど多種多様なサービスを展開しています。

株式会社オーク情報システム
松永 健 氏
常務取締役 経営管理部長

コモレビズを導入した経緯について教えてください。

松永氏 昨年、当社の移転が決まり総務部門を中心に移転プロジェクトを発足しました。移転にあたり私たちが一番重視したのが従業員のストレスを軽減し、生産性をあげるオフィス環境を作ることです。以前、社内で行ったストレスチェックで部門により差があることが明確化し、その中でもコールセンターでのストレス度の高さが問題視されました。
コールセンターは当社のサービスにおけるすべての問い合わせを受け付ける部門で、日々、さまざまな問題に対して短時間で且つ、的確なエスカレーションを行わなければなりません。お客様の中には切羽詰まった問題を抱えている方もいらっしゃり、心理的ストレスを感じる場面も多いと予想されます。

中西氏 実は2年ほど前から経営管理部としては、健康経営の側面から従業員のストレス軽減に取り組みたいと考えていましたが、費用対効果を数値化しにくい問題に対して経営層を納得させる材料が見つからずにいました。しかし、コモレビズが実証実験の結果、エビデンスに基づいてオフィス環境とストレスの関係を数値化しており「これだ!」と思ったのです。

松永氏 役員会で説明する立場としては、営業の方から一定のエビデンスや投資事例を説明いただいたことで、これなら納得材料として問題ないと判断できて提案しやすかったですね。このような経緯で本店移転のタイミングに合わせて導入しました。

株式会社オーク情報システム

導入にあたりこだわった点はありますか?

松永氏 移転にあたり、こだわったのは若手社員が働きやすいオフィス環境にすることです。この狙いとしては、快適なオフィス空間の構築によりリクルーティング効果を上げると同時に従業員のエンゲージメントを向上させ、流動性が高いIT業界の人材流出を防ぐ意味もあります。新卒採用も含め、これから当社を支えていく人材の確保をハードとソフトの両面からアプローチしたいと考えました。

坂上氏 その一環としてコモレビズを導入したわけですが、一番、こだわったのは植栽の配置場所です。ストレスチェックの結果をもとに、部門ごとに従業員の視覚に入る場所に最適な緑視率の植栽が置けるようにデザイン会社も含めて綿密に計画していきました。
問題視されていたコールセンターは、デスクのモニター周りにストレス軽減効果のある植物を緑視率に基づき配置し、パーソナルスペースを緑に囲まれるようデザインしています。今回のミッションとしては「オシャレなオフィス」にするための緑化ではなく、あくまで生産性を高めるための導入ですので、デザイン会社、コモレビズ担当者と打ち合わせを重ねて、より効果が期待できるレイアウトに仕上げています。

石川氏 このプロジェクトに参加した際、コモレビズの導入は大賛成でした。以前のオフィスは緑がまったくなく雑然とした印象でしたので、緑やアロマなど視覚や嗅覚からリラックス効果が得られるオフィスは、純粋に居心地が良くなるだろうと思ったからです。
個人的に力を入れたエントランスには室内とは思えないほどの大きな植物を配置し、ライトプレース(自然環境)のような空間を目指しました。ここには、アロマも導入しており、従業員だけでなく来社されたお客様からも好評です。

今回、オフィスで初めてオリジナルビルトインプランターを導入しましたが理由は?

※オリジナルビルトインプランター
「テクニクス」のサウンドシステムを格納したボックス上部に植物を配したオリジナルビルトインプランター。詳細はテクニクスのサウンドシステムの特長をご確認ください。

坂上氏 自然音をハイレゾ音源で再生し、ライトプレースに近い環境にすることで、よりリラックス効果が期待できると伺い、ストレス度の高いセクションに導入しました。実際、体感してみて音響テクノロジーに驚かされました。通常、音はスピーカーから聴こえるものと認識していますが、スピーカーがプランターの中にあり見えないにも関わらず、空間全体を音が包みこむような感覚を味わえる。まるで鳥が頭上で鳴いていて、川が足元に流れているかのような臨場感があり、これはすごいと素直に思いました。
ただ、音の大きさや音程などは人それぞれ好みがあるため、今後、チューニングは必要だと感じています。チューニングに関しては、コモレビズの担当者がアフターフォローに努めていただいているので、導入して終わりではないところは安心しています。

株式会社オーク情報システム

導入後の反応はいかがですか?

坂上氏 導入後に従業員アンケートをとったところ、約8割が満足していると回答がありました。緑があることで疲れを感じにくくなったという意見が多く、導入意図が反映されたと感じています。

石川氏 エントランスのアロマは女性従業員に大変好評です。無機質になりがちなオフィスに香りで癒しが得られるという声が寄せられました。また、社外のお客様からも「植栽や香り、音響などにオフィスコストをかけるのは前進的で素晴らしい」とお褒めの言葉をいただけたこともありました。

中西氏 大林組のグループ会社から視察に来た社員たちからも好評でした。SDGsやESGに取り組んでいる大林組グループの中でも「Well-being」を意識してオフィス環境を整えたのは当社が初めてでしたので、緑視率や植物の種類によるストレス軽減効果の有無に基づいた植栽などに好意的な意見が寄せられました。
個人的にはリアルな植物のため虫の駆除を少々心配していたのですが、予想に反してほとんど虫が出ず、当初考えていたより手がかからない印象です。

松永氏 大林組の開発事業本部の役員が来社された際、緑が効果的に配置されていることで開放的な空間になっていると高い評価を受けました。大林組でもWell-beingを実現するワークプレース事業を推進しているので共感や学ぶ点もあったのでしょう。それぐらい、納得度は高いのだと思います。この言葉には成功のお墨付きをもらった気持ちになって嬉しかったですね。

株式会社オーク情報システム

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コモレビズの費用対効果について率直な感想をお聞かせください。

松永氏 当社の代表取締役社長が健康経営に基づいたワークプレースに感心があり、今回、コモレビズの導入に際してはコストではなく投資と考えて決裁が下りた経緯があります。社長が言っていたのは「従業員が快適に働ける環境の提供は今後のリクルーティングにおいても重要性が高く必要投資のひとつ。よって、導入後すぐに結果を求める案件ではなく、長期的に見て効果が出るものと理解して投資と考えている」ということでした。
導入してまだ数カ月ですので生産性の具体的数値は見えていないですが、従業員のアンケート結果やオフィスフロアにいる実感として、合格点ではないかと思っています。実際、従業員からも「もっと緑が欲しい」という声もあり、今後、追加導入を検討しているところです。

※本事例に記載の情報は初掲載時(2020年9月)のものです。

株式会社オーク情報システム

名 称:株式会社オーク情報システム
導入先住所:東京都品川区東品川2-2-20 天王洲オーシャンスクエア
ホームページ:
https://www.oakis.co.jp/