CASE 導入事例

vol.7 
パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社 イノベーションセンター 美野島拠点

パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社 イノベーションセンター 美野島拠点

COMORE BIZ(コモレビズ)の導入第七号は、パナソニック株式会社の社内カンパニーとして、先進技術を搭載した製品の開発・提供でIoTソリューションのサービスを展開する、コネクティッドソリューションズ社のイノベーションセンター福岡市美野島拠点(以下、美野島拠点)です。同社オフィスにコモレビズを導入した背景や想いについて、導入にあたって中心となったお二人にお話を伺いました。

 

貴部門の事業概要について教えてください。

湯下氏 コネクティッドソリューションズ社イノベーションセンターは、営業と技術の密連携・高速回転で、お客様とともにビジネスフロントのイノベーションを加速することを目的に2015年4月1日に発足しました。当センターでは、“画像技術” “音声技術” “無線通信技術” “デバイス技術” “シミュレーション技術” “ロボティクス技術” の6つで先進技術を有しており、これらの先進技術を活用したIoTソリューションをお客様に提供しています。

この美野島拠点では、なかでもセンシング技術、無線・有線通信技術、IoTセキュリティサービスの設計・開発を行っており、九州エリアで最も大きな拠点として約120名の技術者が働いています。

湯下良一氏
湯下良一 氏
センシング事業統括部 音声技術開発部
主幹技師

なぜオフィスに、コモレビズを導入しようと思われたのですか?

湯下氏 製品の開発を行う技術者は、一人で作業に没頭することが多くあります。私たちは職場のデザインを改善することで、社員の集中力をより引き出し、生産性を向上し最大限のパフォーマンスが発揮できる環境にしたいと考えたのが導入のきっかけでした。またその業務特性からオフィスでのコミュニケーションが不足しがちですが、とはいえ革新的なアイデアや技術を生み出すために、お客様からの声の共有やアイデアの意見交換など、部署間のコミュニケーションは欠かせません。「業務に集中できる環境」「コミュニケーションの活性化」という、一見すると相反する2つの課題を解決する健康経営ソリューションとして、紹介いただいたのがコモレビズでした。

コモレビズのこれまでの導入実績を拝見するなかで、非常にデザイン性が高く、日々の業務が楽しくなるようなおしゃれなオフィス空間づくりができるという期待が生まれました。そしてそれらが、自然の環境に近い「バイオフィリックデザイン」であること、ストレス軽減などに繋がる「緑視率」という科学的根拠に基づいていること、その効果をデータとして「見える化」して把握できることにも大きなメリットを感じ、導入を決めました。

また、コモレビズには緑を導入後の効果測定に、当社が開発した非接触のバイタルセンシング技術を採用いただいています。この技術では、パソコンのカメラで肌色変化をセンシングするだけで、推定されるバイタル情報(脈波レベルの波形データ、心拍レベル、ストレス)が取得できます。働き方改革や、健康経営に取り組む企業の効果測定に対する多様なニーズに、一層きめ細かく対応できる技術です。自分たちの技術を使ったサービスを活用したいという目的があったのも、導入を決めた理由の一つです。

パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社 イノベーションセンター 美野島拠点

コモレビズの導入で、どのようなオフィスに変わったかを具体的に教えてください。

湯下氏 コモレビズを取り入れたのは、従業員のデスクが並んでいる横にある打ち合わせスペースです。これまでは、机と椅子が並んでいるだけの一般的な打ち合わせスペースで、利用率もそれほど高くない印象でした。この打ち合わせスペースは、役職者のデスクと同じ並びに設置していたため、従業員は利用を遠慮していたのかもしれません。
今回のレイアウト変更で役職者のひな壇を無くし、打ち合わせスペースは緑のある「コミュニケーションスペース」として、誰でも気軽に利用できる場所にしました。ある程度の人数が集まってワイワイガヤガヤ打ち合わせができるよう、座席数も大幅に増やしています。

村田氏 「コミュニケーションしやすい環境」「リラックスできる環境」「おしゃれな空間」の3点をキーワードにして、毎日楽しく出社できるようなオフィスにすることを意識しました。また、美野島拠点の特徴として他拠点からの出張者が多くあります。これまでは出張者が使うための座席を別途用意していました。その座席数も減らし、出張者にも「コミュニケーションスペース」で快適に過ごしてもらいたいと思っています。

株式会社プライムアシスタンス/受付・コンタクトセンター

導入後の印象と、今後どのように運用したいと考えているか教えてください。

村田氏 デスクからも植物が見えるようになったことで、オフィスの印象がとても柔らかくなりました。新しく誕生した「コミュニケーションスペース」には頻繁に従業員が集まっており、気軽なコミュニケーションの場として使われています。従業員からは「これまでは畏まった打ち合わせが多かったが、緑が入った『コミュニケーションスペース』のおかげで賑やかな打ち合わせが増えた」「他部署の人とも気軽に集まって意見交換がしやすくなった」と大変好評です。期待していたとおり、日々楽しく働けるような空間づくりが実現していると思います。

当初は従業員一人ひとりのデスクに植物を設置することも検討しましたが、複数の資料をデスクに広げての作業や、ディスプレイを2台並べて使用するなど、技術者の業務特性を考慮し見送りました。今後は例えば、座席の位置や部門、働き方ごとに植物の配置や量が最適になるよう調整するなど、従業員の要望と効果を検証しながら様々な改善をしていきたいと考えています。これらの取り組みは、非接触センシングにより取得したバイタルデータを検証し、科学的根拠に基づく「働きやすい職場」として、当社の健康経営への取組みとして社内外へのアピールにも活かせると考えています。

今後もコモレビズと相談しながら、より働きやすい職場を目指していきたいと考えています。また、コモレビズがデザインするGREEN(緑)・SOUND(音)・AROMA(香り)のうち、まずは緑を導入しましたが、今後は効果を測定しながら、音や香りについても導入を検討したいと考えています。

村田由恵氏
村田由恵 氏
企画部 企画課 Webプロモーション係

湯下氏 当社の技術であるパソコンのカメラによる非接触センシングを活用していますので、自らの職場でデータを蓄積しながら、技術についてのプロモーションにも活用したいと思います。自分たちで活用してみることで、さらに様々なアイデアが出てくると思います。その他のさまざまな当社の技術がコモレビズに活用できないかについても、お互いに摸索していきたいと思っています。

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※本事例に記載の情報は初掲載時(2019年4月)のものです。

パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社 イノベーションセンター 美野島拠点

名 称:パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社
導入先住所:〒812-8531 福岡県福岡市博多区美野島4丁目1-62
ホームページ:
https://www.panasonic.com/jp/corporate/cns.html

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