CASE 導入事例

vol.1 
株式会社ジンズ/会員制ワークスペース「Think Lab」

Think Lab

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Think Lab

COMORE BIZ(コモレビズ)の導入第一号は、世界一集中できる環境を目指し“進化し続ける”会員制ワークスペース『Think Lab(シンク・ラボ)』」。今回は、集中をテーマにしたこのワークスペースに、なぜコモレビズを導入しようと考えたのか、そして導入から見えたものについて、Think Labをプロデュースした株式会社ジンズにお話を伺いました。

なぜ、今回Think Labにコモレビズを導入しようと思ったのでしょうか?

井上氏 ジンズ(以下、当社)は、メガネという真面目な商材を扱っていることもあり、その機能性を謳う際には、エビデンスマーケティングにかなり気を配っています。例えば、ブルーライトメガネのように、当社はきちんと理屈があってサイエンスされた商品・サービスだけを、効果効能として伝えていくべきだと考えています。

このような考えを持つ会社で集中力などを可視化する「JINS MEME(シンズ・ミーム)」(※1)に取り組む中、私は「集中に最適な環境づくり」を実現したいと思っていました。そのような中で、エビデンス化されたオフィス緑化によって、従業員のパフォーマンスを向上させるコモレビズに出会いました。植物自体はヒトの視覚情報の代表例でもありますし、これからは緑のようなアナログなものであってもデジタル化できてしまう時代になります。やはり、効果効能を理屈とデータをもって積み上げているサービスでなければ、最初の半年では僅かなサービスレベルの差であっても、10年後には全く違うレベル差になってしまう。ですから、「集中に最適な環境づくり」についてもデータと効果効能のPDCAを一緒に回せるようなプレイヤーとご一緒したいと思っていました。

Think Labは日本の神社仏閣をコンセプトにしています。「参道を通って本殿に至るまでの緊張とリラックスは集中に入るためのステップになっている」とThink Labを監修いただいている予防医学研究者の石川善樹さんがおっしゃっていました。その時、参道脇や本殿の周辺には、必ず樹木や竹林など緑があります。そのためThink Labも植物が主になると考えていました。つまり当社としては、Think Lab にコモレビズを導入することは素直な結果だったと思っています。緑化にエビデンスがあるのは明らかにユニークですし、実際にThink Labを利用してくださる方も、エビデンスの話をすると大変面白がってくださいます。
※1 JINS MEME:「自分を見る」をコンセプトに、世界で初めて三点式眼電位センサーをメガネに搭載したセンシング・アイウエア。

萩原氏 私は普段、JINSの店舗設計や、当社のオフィス設計を担当していますが、今回のようなワークスペースの設計に取り組むことは初めてでした。Think Labには“集中”というテーマと、それに伴ったデザインがありますが、機能と意匠性の両立を目指していく必要がありました。

その上で、私は元々Think Labに緑を入れたいと考えていました。「緑=生きているもの」によって、空間に温かみを与えたり、癒し効果があることは、今までの経験から感覚としてはあったので、興味があったのです。その中でもコモレビズの「緑視率(※2)」は初耳で、緑の種類や量でヒトのストレス軽減効果に違いがあるということに驚きました。そのエビデンスに基づいた緑の導入に挑戦してみたいと思いました。
※2 緑視率:建築学会の定義によると「人の視界に占める緑の割合で、緑の多さを表す指標」とされている。

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コモレビズの導入にあたり、悩んだことはありますか?

井上氏 悩んだという訳ではありませんが、経営層にコストの話をするのは若干大変だなと思いました。経営層もコモレビズの理屈については理解していましたし、ユニークなものだと捉えていましたが、やはり最後はコストの話に陥りがちです。

最終的に経営層が納得したポイントは、このThink Labという空間はプラスサムの考えに基づいて設計されている点でした。ゼロサムの考えにしてしまうとコスト優位性の話になりがちですが、プラスサムの考えで「Think Labは世界で一番集中できる場所」として、一番優先順位が高いものをクオリティ、次に価格という順番で物事を考えているからです。

例えば、会社で何かを導入するという話が始まると、日本の総務部では一般的にゼロサムの考えで、クオリティよりもデリバリーとコストが先にあり「ここ迄に、いくらでやれ」という前提でクオリティコントロールをします。この考え方では、コモレビズのようなものは導入しにくいかもしれません。

しかし今の人口減少の時代では、一人あたりの生産性を上げていかなければ会社として朽ちて行きます。良い人材を集めることのできるようなコンディショニングの環境を作らないといけません。

プラスサムに考えていくことは、これからのオフィスに大切だと思っています。その上で、コモレビズを導入したことで、「採用にどれだけ寄与した」、「ESがどれだけ上がった」や「欠勤率がこれだけ下がった」などの人事的な情報を、経営者に伝えていくことが重要なのだと思いました。

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井上一鷹
JINS MEMEグループ マネージャー

コモレビズの導入にあたり、こだわった点はありますか?

萩原氏 今回は建築家の藤本壮介氏に、空間デザインの基本計画と全体監修で参画いただきました。藤本さんにも神社仏閣というコンセプトに共感していただき、何度も議論を重ねながら今回の空間をつくり上げていきました。もちろんコモレビズで使用する植物も、空間コンセプトに合うものが第一優先だと考えていました。

例えば、当初提案頂いたシェフレラという楕円形の葉をもつ植物は、それだと神社仏閣のコンセプトからは離れてしまい、Think Labには合わないと感じました。

竹林をイメージしたいという考えもあり、最終的にはデザインの面からシュロチクという植物を選択しました。しかし、コモレビズの植物データベース(※3)にシュロチクが登録されておらず、ストレス軽減効果がはっきりしないという事でした。そこで急遽、シュロチクにストレス軽減効果があるかの測定を行い、エビデンスを取得したうえで植物データベースに追加して頂きました。そこまでの工数をかけて、ストレス軽減に繋がる植物かどうか、という理屈・データを蓄積しているのはすごいと思います。

採用した植物が一種類だけなのは、Think Labの執務空間は集中するための場所なので、色々な植物があるとそこに興味が行ってしまい、集中が削がれるかもしれないと考えたからです。そこで、空間の統一感が必要だと思い、結果的にシュロチクのみを採用することにしました。ただし1種類の植物で機能と意匠性を両立させるため、出口の通路でシュロチクを演出したり、シュロチクで目線を隠すというパーテーション的な機能を持たせたりと、場所によってその役割を分けています。

また、緑との相乗効果を考え、“自然の音”と“香り”は必ず導入したいと思っていました。実際に、当社のオフィスフロアで、緑だけを導入した状態と、緑と音を導入した状態でのストレス低減の変化を実験したところ、緑と音の両方がある状態の方が、ストレス軽減効果が高いという結果が出たため、これらについても導入を決めました。

Think Labは全430坪のうち、約300坪の執務空間に1種類だけの植物が入っています。このような光景は見たことが無く、圧巻でした。「緑が空間にいい効果をもたらす」という感覚は間違っていなかったなと感じました。
※3 植物データベース:ストレス軽減に効果のある植物と、効果の無い植物があるため、その情報を登録しているデータベース。現在、40種類弱の植物が登録されている。

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萩原祐子 
店舗開発室 設計チーム リーダー/一級建築士

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Think Lab利用者の方の反応はいかがでしょうか?

井上氏 まず私自身の反応ですが、「理屈的にすごく正しい」と思って作っていましたが、完成すると思ったよりも「感覚的にいいな」と感じました。この空間は、イノベーションを生むために「ゆとり」と「ゆらぎ」と「ゆるし」がある場所にしたいと思っていたのですが、その感覚が得やすいと感じました。

利用者の方も、まず感覚的に「いいね」と言ってくださり、「やっぱり集中できる場所だ」という感想を沢山頂きました。Think Labの1つ上が当社の通常のオフィスなのですが、コミュニケーションをとることに重きを置いているため、緑がほとんどないすごくシンプルな執務空間になっています。そことの対比もあり、1つ降りたらこの環境があるのがとても良いのだと思いました。

萩原氏 私は個室ブースをよく利用しますが、スリットの合間から緑が見えると、ホッと安心します。コモレビズは視線を遮る効果があるので、本当に集中できていることを実感します。私は設計者ですから、図面を考える仕事で煮詰まり、集中できずにはかどらない事がよくあります。しかしThink Labであれば時間を忘れて没頭でき、1時間経つのがあっという間だと感じます。

利用者の方からは「一般の執務空間には戻りたくない(笑)」や、「使い分けが出来るのが良い」という声をお聞きします。仕事をする上ではやはり、一人になって深く考える時間も必要なのかなと思っています。ここであれば、森の中にいるような感覚で、周りを気にせずひとつのことに没頭できるのだと思います。

これからの日本のオフィスづくりについて、どのようにお考えになりますか?
また今回の導入を経て、どのような企業にコモレビズを薦めたいですか?

井上氏 私は、何を変えればどれくらいアウトプットが変わるか、ということをJINS MEMEで計測できる集中力を基準にしながら追及しています。これからは肉体労働はロボットが行うようになり、知的労働の中でも労働集約的な仕事は、どんどんAIが担うようになっています。そうすると、知的労働は「人と違うことをする」ということに限られてくると思っています。

その中でも0から1を作る仕事のみが、従業員の差別化になっていくと思います。偶発的に0から1が生まれることもありますが、やはりその従業員が、他の従業員と違うモノを持つことができるよう、企業は最大限に環境をサポートすべきだと思っています。フィジカルなアスリートは、まず環境を整えますよね。それと同じくらい、脳のアスリートとして従業員は体系化されるべきだと思っており、プロフェッショナリズムに人と違うことをしないと朽ちていくと考えています。

つまり、本気で従業員のコンディションを向上させる環境が必要なのです。「椅子があって机があって、パソコンがあればいいよね」というのは、労働集約型のオフィス環境です。果たして「それで本当に大丈夫なのかな?」と思っています。オフィスは、従業員が結構な時間を割いて、プロとしてパフォーマンス向上に臨んでいる場所ですが、その環境に対しては余り注文を付けませんよね。その状況は明らかに変えていかなければならないと思います。

シリコンバレーの企業は、オフィスをきちんと作り、それによって人を集めています。その位オフィス環境は、高い能力を持つハイパフォーマーを集めるための、必要不可欠な要素です。その点に気づいていない経営層の方も多いように感じています。

萩原氏 私は、日本のオフィスづくりにおいて、まず働く場所や椅子などのオフィスツールを選べるということは、必要不可欠だと思います。人によって集中できる環境が違う・効率の上げ方が違うということは、今回の取り組みでもよく分かりました。働く場所を柔軟に選択に出来ることが、これからの働き方には重要だと思っています。

あとは、“個人の集中の場所”と、“コラボレーションの場所”は明確に分けたほうがよいですね。これも、実際に当社オフィスとThink Labの、両方の環境を体感して思いました。
コモレビズは、やはりイノベーションを生み出す・新しいものを生み出すことが必要な会社に薦めたいと思います。

井上氏 私もイノベーティブなことをしたい、という会社にコモレビズを薦めます。イノベーションには「ゆとり」と「ゆらぎ」と「ゆるし」が必要です。例えば、海外留学の経験がある方にはお分かりかもしれませんが、海外では都心以外は本当に田舎なんですよね。少し都心を出ると、植物などの自然ばかりです。都心で研究や仕事をして、自宅に帰ってくる間に何も無い場所を通るのです。ここに暇があり、「ゆとり」と「ゆらぎ」が生まれるので、アイディアを思いつくのです。その感覚がイノベーションを生むにはとても大切なことだと思います。しかし東京にいると、移動中も絶え間なく情報が入ってくる。

つまり、「イノベーティブなのに、山手線の中にある企業」に薦めたいということです。日本でも本当にイノベーティブな人は、鎌倉や葉山など郊外にいらっしゃいます。しかし、いきなり場所を変えるのは難しい。そういう企業にこそコモレビズで「ゆとり」と「ゆらぎ」と「ゆるし」を生み、イノベーティブな環境を作ることが必要ではないかと思います。

※本事例に記載の情報は初掲載時(2018年1月)のものです。

Think Lab

Think Lab
名 称:Think Lab(シンク・ラボ)
住 所:〒102-0071 東京都千代田区富士見 2丁目 10-2 飯田橋グラン・ブルーム 29 階
ホームページ:
https://thinklab.jins.com/
Facebook:
https://www.facebook.com/teamThinkLab

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