効果的なデジタルサイネージのサイズを選ぶ方法とは?

  • コラム
  • 効果的なデジタルサイネージのサイズを選ぶ方法とは?

効果的なデジタルサイネージのサイズを選ぶ方法とは?

近年、街のあらゆる場所でデジタルサイネージを目にするようになりました。デジタルサイネージを設置する際は、利用者の目にとまるよう効果的に情報を伝達するための適切な場所・サイズを選ぶことが重要です。 今回は、デジタルサイネージのサイズの種類や、一般的にはどのようなサイズが使われているのか、またどのようにサイズを選べばよいのかなど、デジタルサイネージのサイズに焦点をあてて解説します。

目次

    デジタルサイネージとは

    デジタルサイネージとは、ディスプレイやプロジェクターなどのデジタル表示機器を使って情報発信をするシステムの総称です。「電子看板」「電子広告」と称されることもありますが、その使用用途は広告だけに限りません。
    街頭の大型ビジョン、駅や空港などの運行情報ディスプレイ、ショッピングモールのタッチパネル式の施設案内など、デジタルサイネージが設置される場所や用途も多種多様です。

    関連記事
    デジタルサイネージの活用方法とは?用途・目的にあった活用法をご紹介

    デジタルサイネージのサイズ表記

    デジタルサイネージのサイズは、ほとんどの場合「ディスプレイ画面の大きさ」で表します。ここでも「デジタルサイネージのサイズ=ディスプレイ画面の大きさ」として説明しますが、実際に設置するときに必要となるスペースは「どのようなデジタルサイネージを設置するのか」によって異なるため注意が必要です。

    たとえば「ベゼル」を導入するかどうかにより、設置に必要なスペースは異なります。ベゼルとは、ディスプレイなどの表示部分を雨などの環境要因から保護するケースです。
    加えて壁掛けタイプやスタンドの利用、自立型、傾斜をつけて設置するのかなどを考慮して、設置スペースを確保することをおすすめします。

    デジタルサイネージのサイズはインチ表記

    デジタルサイネージの画面の大きさは、通常「インチ」で表記されます。
    テレビやパソコンのディスプレイ画面の大きさを表すときと同じです。1インチは2.54cmで、画面の対角線の長さが何インチかで大きさを表します。たとえばデジタルサイネージでよく使われている32インチの場合、ディスプレイ画面の対角線の長さは81.28cmです。

    デジタルサイネージの縦横比

    デジタルサイネージの画面の大きさを決めるときに、インチと並んで重要な指標となるのが画面の縦横比です。
    ディスプレイ画面のインチ数は対角線の長さであるため、インチ数が同じでも縦横比によって画面の大きさは異なります。

    縦横比は「標準サイズの4:3」と「ワイドサイズの16:9」の2種類が一般的です。たとえば32インチの場合、縦横比が4:3であれば画面の縦・横の長さは650mmと488mm、16:9であれば708mmと398mmとなります。縦横比によって、画面の大きさや与える印象は大きく変わるといえるでしょう。
    アナログテレビや古いパソコンモニターで使われていた4:3の縦横比は、標準サイズという呼び方に反して最近ではあまり見かけなくなっています。現在は16:9の縦横比が主流で、YouTubeなどでもこちらが標準サイズとして採用されています。

    デジタルサイネージのポピュラーなサイズ

    デジタルサイネージの大きさは設置場所や用途によって異なりますが、街でよく見かける「ポピュラーなサイズ」というのは存在します。

    例えば、縦横比が16:9の場合、32インチ(708mm×398mm)、42インチ(930mm×523mm)、46インチ(1018mm×573mm)、55インチ(1218mm×685mm)、75インチ(1660mm×934mm)は特に人気のサイズです。
    75インチは長辺が1660mm=1m66cmで、縦型ディスプレイにするとちょうど目線の高さ程度になるため利用者の目に留まりやすいとされています。
    大勢の人が行き交う街中では、一般的には大きめのディスプレイのほうが人目につきやすいといえるでしょう。

    デジタルサイネージのサイズの選び方

    大きいほうが人目につくとはいえ、デジタルサイネージは大きければよいというものではありません。大きすぎて通行などの邪魔になったり、近くから見るときにかえって見にくかったりと、想定していた効果が得られないこともあるのです。

    ここでは、どのようにして最適なサイズを選べばよいのか、ここでは失敗しにくいデジタルサイネージの選び方を4つご紹介します。
    どの方法でも、事前に「どこに、どのような効果を期待してデジタルサイネージを導入するのか」をはっきりイメージしておくことが大切です。

    1.設置場所や用途ごとの「よくあるサイズ」を参考にする

    簡単なサイズの選び方として、街などで見かける「よくあるサイズ」を参考にするという方法があります。「オフィスのエントランスに、ブランディング戦略になる画像を流したい」「店舗の外に、店内案内やメニューを表示する客寄せのデジタルサイネージを設置したい」などの希望があれば、同じような用途で利用されているデジタルサイネージを参考にし、同様のサイズを探して設置する方法です。

    実際に運用されているデジタルサイネージを見に行こう

    たとえば、街中や駅などでは50~75インチのデジタルサイネージをよく見かけます。歩行者が足を止めてじっくり見なくても情報を得ることができるような、大きめのサイズが選ばれることが多いようです。
    逆に、店舗の中では10~20インチ程度の小さめのデジタルサイネージが好まれる傾向にあります。スーパーの食料品売り場で、商品を使った料理レシピや生産者のメッセージ画像を流すなど、商品の魅力を伝えるPOPとしてデジタルサイネージを活用しているようです。

    このように、実際にデジタルサイネージがどのような場所や環境で設置されているのかを見ることは、具体的な運用イメージを固めることにおいても役立ちます。
    ただし、よくあるサイズが必ずしも設置しようとしているデジタルサイネージにおいて、必ず適切だとは限りません。あくまで参考にとどめておくことが肝要です。

    2.利用者との距離で選ぶ

    「利用者がディスプレイとどのくらいの距離をおいて、どのような状態で、どれくらいの注意をはらって見るか」を想定してサイズを選ぶという方法もあります。
    デジタルサイネージにおいて大切なのは、利用者がパッと見たときに伝えたい情報がどれだけ伝わるかという視認性の高さです。

    視認性を意識する

    たとえばエレベーター内にデジタルサイネージを設置するのであれば、利用者はディスプレイからある程度近い場所で立ち止まり、利用階に到着するまでの間はそれなりに注意をはらってディスプレイを見るという想定ができます。この場合、あまり大きなディスプレイを設置するとかえって視認性が下がるうえに、「まぶしい」「チカチカする」などとネガティブなイメージをもたれる可能性もあります。
    逆に、自動車の運転をしている利用者に向けて道路沿いにデジタルサイネージを設置するのであれば、ディスプレイは大きく、文字や情報が見やすいようにする必要があります。道路標識と同程度の視認性を得るためには、55インチ程度の大きさが必要です。

    3.伝えたい情報量で選ぶ

    デジタルサイネージで伝えたい情報量によってサイズを選ぶという方法もあります。特に伝えたい文字量が多い場合には、視認性を低下させないようにある程度の大きさのディスプレイを選ぶ必要があります。
    ただし、これは前項でご説明した「利用者との距離」によっても大きく変わるため、単に情報量が多いからと言って大きなディスプレイが適切とは限らないので注意しましょう。

    視距離と文字高

    国土交通省の「公共交通機関の旅客施設に関する移動等円滑化整備ガイドライン(バリアフリー整備ガイドライン(旅客施設編))」では、利用者がそれぞれの距離から情報を判読するために必要な文字の大きさ(文字高)が示されています。
    視距離が1~2mであれば和文9mm以上・英文7mm以上で判読ができますが、視距離が10mでは和文40mm以上・英文30mm以上、さらに30mでは和文120mm以上・英文90mm以上という文字高が必要なのです。

    想定される利用者とデジタルサイネージとの距離と、必要な文字量をもとにディスプレイのサイズを選ぶと、利用者にとって読みやすく情報が伝わりやすいデジタルサイネージを設置できます。

    4.コンテンツの解像度で選ぶ

    準備するコンテンツの解像度に合わせてサイズを選ぶという方法もあります。解像度とは、わかりやすくいうと「画質」のことです。
    画面は小さなドットの集合体で構成されており、このドットが多いほどきれいで鮮明、かつ大きな画像も映し出すことができます。技術の進歩にしたがい、デジタルサイネージのディスプレイの解像度は年々高くなる一方で、映像コンテンツの技術が十分に追いついていない現状があります。高解像度のディスプレイで画質の低いコンテンツを流すと映像の粗さが目立ちますので、注意が必要です。
    ディスプレイのサイズが小さければ粗さはあまり目立ちません。交通機関の運行状況など「情報が伝達できれば映像の粗さは問わず、ただ大きく表示したい」という場合は別として、基本的には準備したコンテンツの解像度に合ったサイズを選ぶことをおすすめします。

    まとめ

    デジタルサイネージのサイズ選びは、いろいろな観点から多角的に検討する必要があります。コンテンツの中身や効果的な設置場所などを含めて、プロに相談するというのも有効な手段です。

    パソナ・パナソニック ビジネスサービスでは、設置場所や用途に合わせた最適なデジタルサイネージ・ソリューションをご提供しています。 設置だけではなく、映像コンテンツ制作・運営も含めたトータルなサポートが可能です。導入事例も掲載していますので、この機会にぜひ導入をご検討ください。

    お問い合わせはフォームからお願いします。

    お気軽に
    ご相談ください。

    お電話での
    ご相談はこちら

    0120-551-036

    9:00 - 17:30 (平日)

    各サービスの導入事例を
    ご紹介しています。

    サービスの資料が
    ダウンロードいただけます。