ストレスを抱える従業員多数!企業における原因と改善策をご紹介

ストレスを抱える従業員多数!企業における原因と改善策をご紹介

ストレスを抱える従業員多数!企業における原因と改善策をご紹介

業務内容やオフィス空間、人間関係に悩み、ストレスを抱えている従業員は決して少なくありません。もし、企業がこうした現状から目を逸らし、具体的な対策を行わなかった場合、従業員一人ひとりの生産性や創造性、モチベーションが低迷してしまう可能性があります。これらは業務品質の低下や会社の利益減少につながるため、早急に原因を明確にし、改善することが大切です。
そこで今回は従業員のストレスに焦点を当て、原因と改善策についてご紹介します。

目次

    多くの企業に在籍している!ストレスを抱える従業員

    従業員が働きやすい環境を作ることは、企業の重要な役目です。しかし実際は多くの従業員が、自分が在籍する企業に対して何らかのストレスを抱えています。これは人材採用・入社後活躍に関するサービス提供のエン・ジャパン株式会社が運営する、人事担当者をターゲットにした中途採用支援サイト「エン 人事のミカタ」で実施された調査結果で明らかにされています。

    中途採用支援サイトを利用している企業(697社)の人事担当者に対し、「現在、あなたの会社にはストレスを抱えた従業員はいますか?」と質問したところ、半数以上である58%の企業が「はい」と回答したそうです。また、就業中のサイト利用者(9,320名)に対し、「仕事でストレスを感じますか?」と質問したところ、なんと90%の方が「はい」と回答したといいます。これらの結果から、多くの企業にストレスを抱えた従業員が在籍しているとわかります。

    参考:エン・ジャパン「 企業の『メンタルヘルス対策』意識調査。58%の企業にメンタル不調者が在籍。有効な対策は?ストレスチェックの実施率は?―人事担当者向け 中途採用支援サイト『エン 人事のミカタ』アンケート―
    参考:エン・ジャパン「 仕事でストレスを感じる要因、第1位は『上司との人間関係』。ストレス解消に有効的だったのは…?―『エン転職』ユーザーアンケート集計結果―

    従業員のメンタルを不調にしている 企業におけるストレスの原因

    従業員がストレスを抱える原因は、主に「業務内容」「オフィス空間」「人間関係」の3つに潜んでいます。

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    業務内容

    業務内容に潜むストレスの原因は、「理想と現実のギャップ」です。例えば、「部署異動をお願いしても、なかなか受け入れてもらえない」「大きなプロジェクトを任せてもらえない」などがあります。こうした状態が続くと不満や不安が蓄積され、結果として大きなストレスを抱え込んでしまいやすくなります。最悪の場合、転職や退職につながり、優秀な人材が離れていく可能性もあります。
    従業員に充実したビジネスライフを送ってもらうためにも、そして、優秀な人材を手放さないためにも、従業員一人ひとりと話し合うなどの改善策を講じることが大切です。

    オフィス空間

    オフィス空間に潜むストレスの原因は複数あり、例えば「無音」がそのひとつです。シーンとしたオフィス空間では、聞きたくない話が耳に入ってくる、あるいは聞かれたくない話が漏れてしまうことにより、精神的な負担を感じてしまいストレスにつながりやすいといわれています。
    このほか、「オフィスの暗さ」もオフィス空間におけるストレスの原因とされています。例えば、窓がなく日光が入らないオフィスで勤務している場合、精神を安定させる神経伝達物質である「セロトニン」の分泌量が減り、不安感が高まるとされています。
    一日の大半をオフィスで過ごす従業員も多いため、これらの原因は積極的に改善することが大切です。

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    人間関係

    人間関係と一言でいっても理由は多数ありますが、中でも特にストレスにつながりやすいのは「上司との関係性」といわれています。例えば「本音で話せない」「ミスをするとあからさまに嫌な態度を取る」「パワハラが多い」などが挙げられます。こうした上司との関係性が不満や将来への不安につながり、結果としてストレスを引き起こしてしまうのです。
    もちろん上司だけでなく、同僚や先輩・後輩との関係性が原因でストレスを抱えることもあります。企業全体で、コミュニケーションの活性化を図るなどの改善策を取り入れることが大切です。

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    従業員のストレスを軽減させる方法

    企業におけるストレスの原因を改善するためには、以下でご紹介する3つの方法を実践することをおすすめします。

    コミュニケーションの活性化を図る

    従業員一人ひとりとコミュニケーションを取ることは、「ストレスの見える化」につながります。なぜなら、各従業員の業務内容だけでなく、性格や考え方など、パーソナルな部分まで把握できるためです。会社や業務に対してどのような思いを抱いているのか、何に対して悩みを抱えているのかなどを把握でき、ストレスに対してより効果的に改善へと導くことができます。
    なお、具体的なコミュニケーションの取り方の一つとして「1on1 MTG(個人面談)」が挙げられます。組織変更など大きな変化があるときや、従業員の士気が低下したときなど、タイミングを見計らって実施しましょう。

    ストレスをケアする体制を整える

    ストレスを抱える従業員を、企業全体でケアすることも有効な改善方法です。企業内に相談窓口を設置する、または、産業医に相談する機会を設けるなど、気軽に悩みを打ち明けられる場所や機会を提供することで、従業員がストレスを抱え込むのを防ぐことができます。また、ストレスの原因を把握できれば、具体的な改善策を講じることができ、結果的に転職や退職を防ぐこともできます。さらに、全従業員にケアする体制が整ったことを周知すれば、企業に対する信頼感や安心感の向上も期待できます。
    「多忙により、一人ずつ話を聞くことが難しい」という場合は、部署やチームではなく、企業全体でこうした取り組みを行ってみてはいかがでしょうか。

    バイオフィリックデザインを導入する

    バイオフィリックデザインとは、「人間は本能的に自然とのつながりを求める」という、『バイオフィリア』の概念を反映したデザインのことです。これには例えば「オフィスの緑化」が挙げられ、オフィス環境に観葉植物を設置することや、休憩スペースの床を人工芝にするなどの、さまざまな方法があります。このほか、カーテンやブラインドを開けて日光を取り入れることも、バイオフィリックデザインのひとつです。

    バイオフィリックデザインにはストレスを軽減させる効果のあることが、ロバートソン・クーパー社が世界16カ国の就業中の方々を対象に行った調査で明らかにされています。具体的には「景観が健康状態に与える影響」の調査において、ビルが立ち並ぶ都心の景観よりも、緑あふれる自然の景観のほうが、健康状態に良い影響をもたらすことが報告されています。こうした点から、オフィスにバイオフィリックデザインを取り入れることも、従業員のストレスを軽減させる方法として有効だといえます。

    参考:Human Spaces「 世界中の職場における、バイオフィリックデザインが与える影響

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    オフィスの緑化ならお任せ!「 COMORE BIZ」について

    上記でご紹介したストレス軽減方法の中でも、手軽に実践できるのは「バイオフィリックデザインの導入」です。しかし、「オフィスをどう緑化すればいいのかわからない」「植物のメンテナンスが手間」などの懸念点を抱いている企業もあるのではないでしょうか。そのような心当たりがある企業は、ぜひBPO(Business Process Outsourcing)サービスの利用を検討してみてください。

    例えば、パソナ・パナソニック ビジネスサービス株式会社は、オフィスを人間に最適な自然環境に近づけるためのBPOサービスとして、バイオフィリックデザイン・ソリューション「 COMORE BIZ(コモレビズ)」を提供しています。
    コモレビズは科学的根拠に基づく、ストレス軽減効果のある植物を効果的に配置し、最新のテクノロジーによって従業員一人ひとりのストレスを見える化する、最先端のオフィス緑化BPOサービスです。コモレビズを導入すれば、より効果的にバイオフィリックデザインを実現することができます。また、水やりや葉拭き、病害虫のチェックなどのメンテナンスも代行するので、従業員自らが業務の合間を縫って世話をする必要もありません。

    コモレビズは、バイオフィリックデザインの導入に対して心配や不安を抱いている企業の強い味方です。このようなBPOサービスを有効活用して、従業員が働きやすい環境を作りましょう。

    ストレスフリーの企業を目指そう!

    業務内容やオフィス空間、人間関係に対しストレスを抱えている従業員がいるということは、企業に何らかの問題があることを示しています。そのため、面談を通して従業員一人ひとりと向き合う、またはストレスをケアする体制を整えるなどして、企業全体でストレスフリーな環境を作る必要があります。「従業員のモチベーションが低迷している」「企業の利益がなかなか上がらない」といった問題を未然に防ぐためにも、この機会にぜひ従業員のストレスについて考えてみてはいかがでしょうか。

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